来年四月十三日投開票の県議選飯田市区で、飯田市丸山町の現職、今井勝幸氏(六二)が十四日午前、同市松尾町の峯高寺で会見を開き、「三期十二年の実績を生かし、財政危機を食い止めたい」などと語り四選に向け正式に出馬を表明した。
今井氏は平成三年の県議選飯田市区で初当選。以来、三期十二年間にわたり県議会議員を務めてきた。県政会に属し、同会分裂後は最大会派となった創新会の幹事を務めている。
後援会「尚志会」の会長で同寺住職の篠田知秀氏らと会見に臨んだ今井氏は、出馬の動機を「逆風の中で選挙をしなければならず、慎重になっていたが、昨日開いた後援会役員会で強い要請を受け、立つことに決めた」と説明。九月から十二月までの県会閉会中に県民の声に耳を傾け、「民意がどこにあるのか」を探る作業を重ねたことも明かした。
同席で、今井氏が掲げた重点項目は▽財政再建団体転落の防止と建て直し▽均衡ある郷土の発展▽身近な県政づくり▽分かりやすい県政づくり-の四つ。
うち、均衡ある郷土の発展については「厳しい財源の中でも、社会資本整備が遅れる飯田下伊那に予算の傾斜配分が出来るよう、他の県議たちに理解を求めていきたい」、身近な県政については「初当選時のキャッチフレーズであり、初心に返って県民と膝を交えて地域の夢を語りたい」などと語った。
田中知事との関係について質問されると「県民の期待の大きさを理解していなかったことは反省しないといけない。県議の職務を放棄するのではなく、誠の是々非々で臨んでいきたい」と心境を説明。「田中知事の不信任決議もあり、今回の選挙はやってみないと分からない」としながらも。三期十二年の実績と経験を前面に打ち出し、支持を求める意向を示していた。
定数三の飯田市区は、これまでに共産党の村松直美氏、無所属の土屋彰氏と熊谷真澄氏、田中知事後援会飯伊支部長の吉川明博氏の新人四人が立候補を表明しているほか、現職で自民クラブの古田芙士氏が再出馬に意欲を示しており、激戦区の様相を呈している。県会副議長で無所属の塩沢昭氏は、引退する意向を表明した。
|
|
|
| 製作・著作:南信州新聞社 |
|