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吉川明博氏が出馬表明
 来年四月十三日投開票の県議会議員選挙で、豊丘村神稲の新人、吉川明博氏(四七)=自営業=が六日夜、飯田市上郷の事務所で会見を開き、「県政を本当の意味で市民のものにしたい」と出馬を表明した。飯田市区(定数三)から無所属で立候補し、同日発足した勝手連「吉川明博を支援する会」を中心に支持を求める方針。

 吉川氏は、田中康夫知事を支援する“しなやかな長野県をはぐくむ会”飯伊支部長。先二回の知事選では、同職や緑の地球儀事務局長(現在は退任)として勝手連の中心に立って田中氏を応援した。現在は、県治水・利水ダム等検討委員会郷士沢部会委員を務めている。

 会見の席で吉川氏は、出馬の動機を「田中知事が県をどう変えていきたいのか県民の一人として考え、共感し支援してきたが、私も飯伊の中から改革の役に立ちたいと思うようになった」と説明。危機的状況を迎えている県財政にも触れ、「現状を食い止め、復活させたい」と語った。

 飯田市区からの出馬については「合併問題を含め、市はリーダーシップを取らなければならない。オール下伊那という意識だが、その中心で活動するべきと判断した」とし、近く住民票を移す考えも明らかにした。

 「現職(県議)の今までのしがらみがプラスになるとは思えない。知事が言う“こわす”は、県議選でこそ完了するのではないか」と吉川氏。選挙戦を“創る・変えていくための解体作業”と位置付け、「ゼロから市民のみなさんと一緒になって、県政や県議がどうあるべきか模索していきたい」と話していた。

 吉川氏は十日に飯田市役所で会見を開き、改めて出馬を正式発表する。
 定数三の飯田市区では、これまでに共産党の村松直美氏、無所属の土屋彰氏と熊谷真澄氏の新人三人が立候補を表明しているほか、現職で自民クラブの古田芙士氏、創新会の今井勝幸氏が再出馬に意欲を示している。県会副議長で無所属の塩沢昭氏は、まだ去就を明らかにしていない。


製作・著作:南信州新聞社