県議会最大会派の県政会(下崎保団長・二十九人)は十二日までに、先の出直し知事選の結果を踏まえて正式に解散し、三会派に分裂した。新会派に所属せず、状況の推移を見守る議員がいる他、公明党議員も単独会派を結成する動きも見られるが、来春には任期満了による通常選挙が行われるため、会派再編が鎮静化するのは、新しい顔触れが決まる来春以降になる見通し。
県政会が分裂し、新たに発足した会派は、九人で構成する「創新会」、自民党籍のある「自民クラブ」(八人)、それに当選二回の県議らで結成した「フォーラム改新」(六人)の三つ。
宮沢勇一議長と塩沢昭副議長については、新会派に所属しないことを表明した他、下崎保前団長は未定。県議補選下伊那郡区で初当選した佐藤友昭氏も、当面は会派に所属しない方針だ。
自民クラブに所属した飯田市区選出の古田芙士氏(四期)は「三会派に分裂したのは、改党的な出直しであり、先の知事選で示された県民意識を踏まえ、再出発したい。今後、知事とは新しい対話の形成に心掛けていきたい」と語った。
一方で、創新会に所属し、幹事長に就任した今井勝幸氏は「私たちが結成した新会派は、国の政党の枠にこだわることなく、県民意識の平均的で中道的な考えを広げていけるような会派を目指そうというのが、基本理念。これまでのような大きな会派では、個々の議員の考えは制約されてしまうきらいもあった。今後は、すべての県民と対話を重ねる中で、全体会を基本にした会派の運営に心掛けていきたい」といっている。
どこの会派にも所属しない塩沢昭氏は「私は副議長で、議会運営の責任を担っている立場上、どこにも所属せずにいた方が公正で中立的になると判断した…」と述べた。
下伊那郡区選出の森田恒雄氏は、社会県民連合で変わらず。県議補選で初当選した自民党員の佐藤友昭氏は当面、会派に所属しない方針を示している。
結局、県政会所属の二十九人の行く先は、十二日現在で創新会が九人、自民クラブが八人、フォーラム改新が六人で、計二十三人。どこにも所属しない正副議長二人を除くと、四人が未定。
知事選と同日選挙となった県議補選では、上田市区で共産党の高村京子氏が当選し、同党が六人となって念願の交渉会派入りを果たした。このため、今回の会派分裂に伴い、すぐにでも常任委員会の構成替えが行われる見通しだ。
|
|
|
| 製作・著作:南信州新聞社 |
|