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4・13長野県議選挙 〜下伊那郡区〜
 熊谷美沙子 33 無新

 しなやかな長野県をはぐくむ会飯田下伊那支部副支部長。民宿女将。駒ケ根市出身。赤穂高卒、天龍村平岡。
候補予定者に聞く〜熊谷氏〜

―出馬の動機は
 子育て中の母、女性の声が県政に反映されていないから。さまざまな立場の住民が県議会に出なければ政策が偏ったものになる。
―知事支援の理由は
 真剣に県民の声に耳を傾ける田中候補の姿を見たのがきっかけ。以前から自治体に求めていた不法投棄の処理をホットラインに投稿したところ、時間を置かず処置された。「言えば変わる県政」になったことを実感した。
―まず何に取り組むか
 議会改革は当然。まず、地域の声を届ける道筋となる郡民会議を開きたい。産業、雇用、観光、福祉、教育などを個別に考えても解決しない。各現場の方から知恵をいただき、関わりの中から提案型の政策を創りたい。
―県議のあり方とは
 市町村長と県政などさまざまな間に入る通訳。住民が必要としていることに目を向け、首長を巻き込みながら県に訴えたい。
―選挙をどう戦うか
 ミニ集会を基本に1人でも多くの人に会う地道なスタイルで。
―知事とのスタンスは
 改革を支持しているが、手法が万人向けでない場合もあるのでフォローしたい。地域の実情が知事の方針にそぐわない時は下伊那型を提案する。
―南北格差をどう考えるか
 下伊那は十分な生活道路が整っていない。時間、予算をかけて2車線道路を作るのではない形でも住民生活を快適にすることは可能。豊かな自然を生かした産業を創出することもできる。
―抱負は
 1人でも多くの人に県政に携わってほしい。
―イラク攻撃について
 被爆国が戦争を支持することは論外で、市民の声が届いていない証拠。1人の声でも国政を揺さぶれるような状況を作らなければ繰り返されてしまうと危ぐしている。

力強く第一声・熊谷氏〜
県民の声届く県政を
田中知事の激励受けて
 熊谷美沙子派は午前10時から、天龍村平岡のJR平岡駅「龍泉閣」前広場に支持者ら約70人を集め、出発式を行った。

 式では、田中知事から届いた「今回の選挙は県民、議会、行政が三位一体で進められるかどうかの天王山。向上心あふれる県民の声が届き、反映される県政づくりの実現を願っている」というメッセージが披露された。

 支持者を前に熊谷候補は「何もないところから始まり、ようやくスタートラインに立った」と第一声。「これまで一部の声しか県政に届いていなかったが、女性や村民の声をもっと反映させ、みんなで作り上げる県政にしたい。これからは、下伊那が主役です」と主張し、広い支援を訴えた。

 その後、支持者たちの大きな拍手に送られながら遊説カーに乗り込み、下伊那一巡へ出かけた。
横顔〜熊谷氏〜
 趣味は温泉めぐり―。なかでも雄大な自然に囲まれ、また紅葉の美しさをもつ天龍村の温泉施設「おきよめの湯」に感激し5年前、温泉を楽しむ会「おきよめ会」を自ら同地に発足した。現在、会長を務め地域間の輪を広げている。

 1969年8月、駒ヶ根市に生まれる。88年に入学した長野県立赤穂高等学校では、音楽と家庭科にのめりこむ。特に家庭科は得意で、いろいろな料理に挑戦するうち、徐々に自信を深めた。その後、観光やサービス業で社会経験を積むも、趣味の温泉好きが講じて立ち寄った天龍村で夫敏弘さんと結婚し、入村。現在、2人で経営する山の宿「加満屋」で、四季折々の山菜、キノコ料理など、旬な食材を生かした創作料理を客人たちにもてなすことで、山の幸の良さを味わってもらっている。

 尊敬する人は優しく、また時には厳しく叱りながら育ててくれた母。今でも、理想像を母に求めながら子育てに生かしている。好きな言葉は、宿の扁額にもある「山高海潤」。「ただ一点を見つめているだけではダメだということを思い出させてくれるから」と、見るたびに大切さを実感するという。天龍村十久保、夫と娘2人の4人暮らし。
候補を語る〜熊谷派・熊谷利美さん
 物事をはっきり言うだけでなく、すぐに行動に移す姿勢をいつも尊敬します。誰に対しても正面から向き合い、常に同じ目線に立ちながら腹を割って話すところは魅力の1つ。「彼女ならいずれ大きなことをするのでは」という我々友人の共通意見を、こんなに早く行動に表すとは正直驚いています。

 美人なので「とっつきにくい人かな」というのが第一印象。美沙子さんの方から積極的に話し掛けてくれ、いまでは悩みを打ち明け、相談し合える大切な仲間です。まず、相手の意見を聞いてから自分の考えを述べるところは感心するところ。話し始めると、いつの間にか討論会になることもしばしばです。

 性格を一言で表すと「頑張り屋」。経営する民宿が忙しいときでも、決して焦る姿を見せず、1人で頑張ってしまうほど。どんなに疲れていても笑顔を振りまく姿に、時折「もうちょっと弱いところも見せて、甘えてくれればいいのに」と感じることもあります。

 仕事を持ち、子育てする母の代表として県政に声を届けようと立候補した美沙子さん。「靴に穴が空き、声が出なくなっても車が通れるぎりぎりの道がある限り走り続けたい」と語る熱意を信じ、一生懸命応援します。

 天龍村平岡、団体職員、33歳。

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