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4・13長野県議選挙 〜下伊那郡区〜
 佐藤 友昭 43 自現

 平成14年9月に県議初当選。吉田博美参議の前秘書。昭和60年に吉田事務所に入所。明大政経学部卒、下條村睦沢。

候補予定者に聞く〜佐藤氏〜

―立候補する動機は
 補欠選挙後の約6カ月間、県議として学んできたことを生かし、引き続き下伊那地方と県政を結ぶパイプ役として、住民の率直な要望や提言を県政に反映させるとともに、県政や県議会の現状を自分の言葉で下伊那の県民に伝えたい。
―県議員はどうあるべきか
 県財政が厳しい現状下で、地元への予算獲得のスタイルは時代にそぐわない。県全体の将来図を描く能力、政策形成能力をさらに高めていくことが必要。県政のチェック機関としての機能の充実や、合理的な民意を反映し、国や県民に積極的に情報を発信していくことも求められる。
―議会全体の改革も課題とされる
 県政が日本の改革をリードしようと意気込むなか、今度は県議会も県民や全国に情報を発信しなければならない。市町村合併を踏まえ、選挙区制の見直しや議員定数の削減などについて、議会側から意思表示したい。
―会派については
 会派が政策を掲げた上で、その活動や理念が県民に理解されるものでなければ、本来あるべき姿とは言えない。
―下伊那地方の課題と対応策は
 飯田下伊那だけではないが、景気と雇用対策は早急に手だてを打たなくては。公共事業や県単独事業が大幅にカットされるなか、建設業従事者比率が高い飯伊地方を含め、各地域の産業構造に配慮した施策が必要。「地方の中の地方の切り捨て」がないよう、県全体の中で飯伊地方がどう位置づけられているか、飯伊の各町村がどのように発展するかを明確にさせたい。
―田中県政についての評価は
 田中知事誕生以来、県民が県政に対して関心を持つようになった。各階、各層を問わず、今後もあらゆる県民との対話をさらに推し進めてほしい。
―イラク攻撃をどう思うか
 戦争のない中で育ってきた経験しかないが、戦争はあくまでも反対。早期に解決されることを望む。

力強く第一声・佐藤氏〜
民意伝えるパイプ役に
政策提言し議会を改革
 佐藤友昭候補の出陣式は、午前9時から下條村のJAパーク前広場で開かれた。支援者約350人を前に佐藤候補は、「景気回復と雇用対策が核心。農・商・工・林業それぞれに、長野県の豊かな自然を保全、活用し、魅力ある産業づくりを提言する」と公約。郡内の高齢化率に触れ、「福祉や教育についても時期にかなった政策を打ち出す決意」と述べた。

 議会改革に取り組む姿勢を示した上で「県南端の下伊那が“地方の中の地方の切り捨て”になってはならない。民意を受け止め、しっかりと県政に伝えるパイプ役として頑張っていく」と決意表明。17年間の秘書活動と半年間の県議経験を踏まえながら「下伊那を愛するみなさんと、県政改革の第2弾、県議改革の大きな一歩を進めたい」と声高に訴えた。
横顔〜佐藤氏〜
 国会議員や県議を輩出するなど、政治熱が高い下條村で生まれ育った。「小学生で内容は分からなかったが、立会演説会で候補者が真剣に語る姿と周囲の熱気が好きだった。中学生の頃から、政治家の秘書として政策を担いたいと思い始めた」。

 飯田高校を経て明治大学政経学部に入学。地方自治や都市政策を専攻した。卒業後の1985(昭和60)年に当時県議の吉田博美氏の事務所に入所。念願だった政治家秘書となり、約17年間の活動で政治のイロハを身につけた。

 吉田氏の参議転身で急きょ行われた昨年9月の県議補選。「下伊那の県民と県政をつなぐパイプ役を継続せねば」―。政治の表舞台に立つことを決意し、当選を果たした。

 中学、高校と吹奏楽部に所属し、クラリネット奏者のほか、指揮者として活躍。他校やプロなどの演奏会に足繁く通っていただけに、「政治の世界に入ってからは忙しくて、最近はサッパリ」と残念がる。

 幼少時に父親が話した言葉を大切にする。「人生は一度しかない。誠実に一所懸命に生きよ」。下伊那の県民と県政を結ぶパイプ役を「一所」に据え、再選を目指す。下條村睦沢で、妻と両親の4人暮らし。
候補を語る〜佐藤派・秦和陽児さん
 高校の同級生である吉田博美参議院議員が県議3期目の頃だったから、10年ほど前からのつきあいになる。吉田の下で17年間にわたって務めてきた秘書の経験は心強く、一番の魅力は政治に対する感度が備わっている点だ。

 ある問題が起きた際に、どの行政機関のどの担当部署に聞けばよいかが分かるから、素早い行動の下で的確な解決が望める。下伊那郡の産業構造を知り尽くしている点も、景気対策に大きな力を発揮するだろう。

 相手の話に真剣に耳を傾ける姿勢とともに、信念を通す頑固な面も持っている。例えば2月県会の教育委員人事。前島氏の選任案では、反対票40に対して、賛成票9を投じた数少ない議員だ。「教育の場に必要な人材だから」。きっぱりと理由を話す姿に、一本の筋が通った真の政治家の姿を垣間見た。

 県議補選の当選直後は、周囲の意見に同調する受け身の姿勢が目立ち、秘書の面影が残っていたが、半年間で随分とたくましくなった。新人ながら、県会本会議で2度の一般質問に立ち、自身の意見や政策を表明したことは、「県議の芽」が生えた証拠。将来性ある有望な芽を、今ここで摘み取るわけにはいかない。

 泰阜村平島田、同村議長、52歳。

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