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飯田市長選
 原   久 54 無新
 飯田市社会福祉協議会副会長、飯田ケーブルテレビ取締役、飯田まちづくりカンパニー取締役、南信州観光公社監査役、長野県公認会計サポート代表取締役、慶応大学商学部卒、税理士、上郷黒田。


第一声
 原候補は午前9時に元町に選挙事務所を開設。供託金の手続きと市選管への届け出を済ませ、午前10時20分、飯田市本町一丁目の飯田信金本店前で第一声を放った。

 選対委員長の原勉市議は「彼の勇気ある決断をほめてほしい。飯田市がこれから4年間どのような形で進むのか、彼の決断で問うことができるようになった」と出馬に感謝し、全力で応援していくことを誓った。

 原候補は「現牧野市長が今後4年間続けることが果たしていいのか、市民に判断してもらえる機会をつくらなければならない。その1点で立候補を決意した」と突然の立候補の理由を説明。

 政策として「幸せ度の向上」を掲げ「経済自立度の向上も一つの要素だが、それだけで幸せ度が上がるとはいえない。経済の指標であるGDPに対応する幸せ度の指標『GDH』という言葉を市民に広め、それを向上できるようにする行政を作りたい」と訴えた。

 さらに公会計制度の導入と税金の有効活用を主張し、将来の地域のため少子化対策に積極的な施策を展開することを約束。最後に「地域のことを考え、ぜひ投票日には投票所に足を運んで皆さんの意思を示してほしい」と呼び掛けた。

横顔
 原候補とは高校時代からの友人。当時からイニシアチブをとれる人で、周りから持ち上げられるタイプ。周囲からの信頼も厚く、人を説得して共感を得られる人。言葉も明快で論理的に説明してくれる。市長候補にふさわしい人物だと思う。

 出馬を知ったのは11日。初めは無投票ムードだったのになぜわざわざとも思ったが、ちょうどその日、高校の同窓会35周年の行事があり、本人の口から立候補の説明を受けた。

 候補の話を聞いて改めて感じたのは、飯田下伊那の中心となる飯田市の市長は、市民の負託を受けた人でなければならないということ。無投票という冠がつく市長は、本人にとっても市民にとってもよくない。
 前回の選挙では素晴らしい選挙戦が繰り広げられ、良い意味で市の抱える問題が浮き彫りになった。原候補には選挙戦を通じて、市に問題提起する議論を展開してほしい。

 原候補は、選挙戦を通じ、市政について市民に考えてもらおうと、誰も引き受けたがらない役を買って出たと思う。いままでとは違う選挙戦。原候補への一票は、いまの市政に対しての批判票ではなく、将来の飯田市をよくするための問題提起票になることを期待したい。

 語り手 白子功二さん上郷黒田、会社員、54歳。

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