製作・著作:南信州新聞社
2002年4月24日

座光寺で竹田人形講座開講


竹田さん(中央)の指導で人形の操り方を学ぶ受講者

 飯田市座光寺地区の有志でつくる「竹田人形を支える会」(上沼郁夫会長、10人)の糸操り人形講座は、このほど麻績の館で開講した。340年の歴史を持つ竹田人形芝居の継承と地域文化としての位置づけを目的に開き4年目。12月までの月2日にわたる講座を通じて、人形の制作と操り方を学ぶ。

 1999年4月、竹田人形座を記念する人形館のオープンをきっかけに有志が同会を発足。年間事業の一環として講座を企画し、初年は立役、2年目は女形の人形の制作、3年目は今年度始まった学校週5日制を前に、地域の受け皿としての役割を果たそうと小学生の受講を始めた。現在、地元の15人が受講する。

 第1回は、第1期生が児童のための人形を作るなど、昨年度までの工程の続きを行った。例年通り、同人形座主宰の竹田扇之助さんが監修、弟子の鈴木友子さんと竹田朔也さんが指導する講座を通じて、同座の伝統に基づく人形制作と操り方を習得する。

 将来的には地元の名刹、元善光寺を題材にしたオリジナル作品を手掛ける構想も。上沼会長は「過去の経験から竹田人形の奥深さを感じている。地道な活動が地域をアピールする素材の一つになれば」、竹田さんは「座光寺のこの地を糸操り人形のメッカとして世界に発信していきたい」と話していた。

 同人形芝居は1660年ごろ、竹田近江-が大阪に人形芝居の櫓を上げたのが始まりとされる。1955年、同芝居の流れを引く糸操り人形の名手結城孫太郎が、竹田三之助と改名して東京に竹田人形座を復興。翌年、東京都無形文化財に指定された。テレビや映画への出演、国内外での公演活動などに取り組み、一世を風靡。主な作品に「雪んこ」「つるの笛」などがある。


飯田市が手話通訳者を設置
南信州アルプスフォーラム
座光寺で竹田人形講座開講