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どうなる「チェック機能」
注目の田中県政第二期初議会
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9月定例県議会は26日、田中康夫知事の提案説明で幕を開けた。6月の定例会では議員提案の知事不信任が提出され、一部をのぞく賛成多数で可決。知事が任期半ばで失職を選んだ結果、真夏の出直し選挙となった。県内はもとより、海外メディアまでが注目した戦いは結局、高い支持を得て田中知事が再選。初登庁で復帰を果たしてからまだ3週間足らずで、知事第2期目の初議会となった。
知事選の後、県議会は様変わり。最大会派だった県政会が分裂、最終的に9会派と無所属とになり、多くの議員控室が模様替え。また、辞職した議員も。会派の勢力変動に伴い、議会運営委員会や交渉会派のあり方、政務調査費など、検討事項が持ち上がっている。
「議会のごあんない」という傍聴者向けパンフレットには、議員の顔写真と所属会派の紹介もある。春先の「政信会」誕生で刷り替えたばかりだが再度差し替え。議会事務局はギリギリで間に合わせたという。
新体制の各会派代表は、今県会を前に知事との懇談会を12日と20日に持った。知事から財政改革の基本方針や9月補正予算などの説明があり、これに対して議員は質問や要望をした。従来公開されなかったが、今回は報道陣が見守るなかでの申し入れとなった。
これは再選後、県会と知事との公式な初顔合わせともいえる場面ともなったが、想像以上に「日和(ひよ)って」映った。知事を前に議員の態度が過剰に恭しかったり、知事との距離を図る様子がありあり。驚きを通り越して呆れた。「もっと堂々とすべきなのではないか」。
あれだけの勢いで6月に不信任を出した議員たちが、再選されて1週間かそこらの動静から「知事は変わった」と口をそろえていうのも気にかかっていた。まだ直接話しもせずに、そう安易に判断していいか不思議だった。
一方の知事は会見や発言の折に、選挙結果の総括、辞職表明した議員の例や会派分裂を挙げ、それぞれの姿勢や説明責任にかなり厳しい評価や辛口のコメントをしているのに、だ。
議会はもっと毅然として知事に向かい合うべきなのではないか。そうでなければ「チェック機能」を果たすべき議員の存在意義が疑われる。「対話」とは主張をぶつけあってこそ実現する。筋を通し、言うべきことを言わねば、敵と見ると闘志を燃やす知事の側も萎える。
知事選候補者の中に「対立は不毛」との主張があったが、実は「対立」によっていろんな情報が出てくることはこの選挙で経験済み。対立し、大いに議論しあっても、結実すれば大きな成果が得られるだろう。
本格的な論戦は来週スタートする。半年後の県議選眺めではなく、有権者である県民に納得の行く「是々非々」をもって向かい合ってほしい。
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