製作・著作:南信州新聞社
2002年9月29日

9月県会「快い緊張感あった」
佐藤県議
当選後、初の県会に臨む


 知事提案説明で始まった県会初日、議場は終始静寂と緊張感が漂った。前回の6月議会は冒頭からざわついていた。年度はじめの人事異動直後で、新しい部長らを紹介する場面では「よっ、茶坊主」などとやじを飛ばしたり、冷やかす議員がいたし、私語も多かった。が、この日、7月着任の志村産業活性化・雇用創出推進室長や、議会側がすんなりOKしなかった公安委員の河野義行さんの登壇挨拶を拍手で迎えた。

 知事の説明にもよく耳を傾けている。30分余りの間、隣席議員と耳打ちしたりする姿はわずかに見られたものの、終了時にはまたもや大きな拍手が飛び出した。「まるで別世界だ」。ある議員は所信表明を「知事もあまり挑発的じゃなかったな」といった。

 長野通信部としての取材はまだ2回目の県会。前回は分からないことだらけだったが、「いつ(不信任を)仕掛けるか」といった空気が議場に溢れていたのは確かで、「知事の話なんか聞けるか」という態度がありありだった。

 この日はおもに知事説明で、開会から50分足らずで終了。議場が空になり、今回から9つに分かれた議員控室に地元選出議員を訪ねた。飯田市区、下伊那郡区の計5人はそれぞれが違う部屋になり、これまでより動きが見えにくくなった。

 運良く2人を捕まえ初日の感想を聞いた。控室の中では最も東の端に位置する自民クラブで、古田議員は「表明は素晴らしかった」と、知事提案を一応評価した。ただ、「例えばダム工事の契約解除に関して知事は補助金返還や賠償請求がない、という。我々はされるという悪い状況を考えて判断した」。

 続けて「心配してやったら県民から『ノー』だったからな」と不信任から選挙までの経過を振り返る言葉。さらに、知事の手法に「結果見なきゃ何もいえない。お手並み拝見せねば」との見方を示して、「立派な話だったけどきちんと実行して…」と注文した。

 もう1人無所属の新人、佐藤議員は1番西の端にある控室に。この部屋にはほかに会派を飛び出した3人のベテラン格がいて、狭い室内は記者やカメラマンで混雑。まず「本当はこの部屋ではなかったはずでは」とぶつけると、「そんなことはない」と冷静。知事に対しては「県民の側に立った説明」と評価。来週からの答弁を見守る構えだ。(長野・T)




「快い緊張感あった」(佐藤県議
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