2003年1月17日 >>>戻る
動き遅く背景に「合併」が
選挙で熱い論戦を期待する声も
<松川町長選>
 4月の統一地方選まであと3カ月余りとなったが、飯伊では動き出した県議選の一方で、身近な町村長・町村議選の方はまだ比較的静かに推移している。このうち、郡下最大の人口を擁する松川町では町長選があり、町内では今期限りで勇退する大場茂雄氏の後任選びの話題でもちきりだ。今回はなぜか動きが遅く、どんな展開になるのだろうか、現況を追った。

 現職大場氏は、昨年12月定例議会の最終日に「今期で区切りつけたい。任期はまだ残っており、町の将来に極めて大きな影響を及ぼす合併問題は、私が責任を持って任期中に方向を出したい」と述べ、今期限りで退くことを表明した。

 別表のように、同町長選はこれまで現職が勇退した後は、決まって新人同士が激しい一騎打ちを演じ、まちづくりに対する熱い論戦を経て新しい町長が選ばれた経緯がある、

 過去の選挙を見ると、昭和58年に大蔵純一氏(故人)の後継選びでは、佐藤嘉一氏と竹村弘実氏が、平成3年には大場氏と入野実氏が激しく争い、いずれも僅少差で激戦を制した。

 かつては、勇気ある複数の人が名乗りを挙げたが、しだいに絞られ、最終的には新人2人による一騎打ちに収れんすることが多かった。また、過去の戦いは、前年の早い時期から活発な前哨戦を展開し、町内では投票日まで選挙一色に包まれることもしばしばだった。

 しかし、今回に限っては様子が違い、選挙まで3カ月余りに迫ってたにもかかわらず、まだ動きらしい動きが感じられない。町内有識者の間では「今回ばかりは合併という重要課題があり、手を挙げる新人にとっては相当勇気がいる…」と見る人は多い。

 また、最近の選挙は“短期集中型”が主流となっており「早くから動くよりは、いいタイミングで出馬表明し、効率的に運動した方が有権者に受ける」とする考えも浸透。「選挙は1カ月もあれば十分」との声も聞こえる。

 町内では、婿様として名前が挙がっているのは庁内では堀木郁雄助役。また、議会筋では岩崎聡議長を筆頭に、若手では竜口文昭、大場克士、水野邦美、下沢政弥氏らが噂されている。

 他にも民間人で、新人の名前が取り沙汰されており、実際にこれまでにも竜口氏を擁立しようという動きはあった。が、まだ“本物”にはなっていないようだ。今後どんな動きになるのだろうか。カギを握っているのは、6人を占める議会議員の2期生ともいわれている。

 有識者の間には「大場町長が3月には合併の方向を出す、といっており、実際にはその方向づけが決まらない以上、今回ばかりは新人が手を挙げずらい環境になっている。選挙の動きは、早くて2月中旬以降で、3月になってからが本番になるのではないか。いずれにせよ、今回に限っては合併問題という重要課題があり、北部の雄町である松川町は、郡下の模範を示す意味でも、複数の候補が立候補して熱い論戦を戦わせて欲しい」という人は多い。



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