2004年10月9日 >>>戻る
「犯人扱い」で河野さんが訪問
 飯田市大王路の無職、島中実恵さん=当時77=が今年4月に殺害され、島中さんの長女、桜井好子さん(51)が「犯人扱いされた」と訴えている問題で、松本サリン事件の被害者で県公安委員の河野義行さん(54)が7日、桜井さん宅を訪れ、桜井さんらと約2時間半にわたって面談した。

 面談は非公開で、河野さんは私人として訪れた。桜井さんは飯田署でポリグラフ(うそ発見器)をかけられたことや強要された自白、深夜まで事情聴取を受けたことなどについて説明。河野さんは松本サリン事件で一時容疑者扱いを受けた自身の体験を話した。

 河野さんは面談後、「直接の謝罪は必要。市民にとって大きな負担となる捜査方法は改善すべき」として、8日の県公安委員会で警察側に陳謝の要望があったことを報告すると約束。任意の事情聴取を何時間以内にとどめるべきかなど捜査の指針作成を提案する意向を示した。

 事情聴取のポリグラフについて、「一般市民には非日常的なことだが、警察にすれば日常的。そのギャップは大きい」と指摘して上で、「今後は県警が配慮してギャップを埋めていく必要がある」とした。

 桜井さんは「話しを聞いてもらって楽になった。(警察には遺族対し)やったことを認めた上で直接、陳謝してもらい、早く区切りをつけて平穏な暮らしに戻りたい」と話している。

 島中さん殺害では、別の強盗殺人容疑で先月17日に逮捕された本籍飯田市、住所不定、無職、西本正二郎容疑者(27)が、飯田署の特捜本部の調べに対し関与を供述をしている。





西本容疑者が高森男性殺害で再逮捕

 高森町出原、無職、加藤仁さん(69)が先月14日、自宅玄関で刺殺されているのが見つかった事件で、飯田署の特別捜査本部は8日午後、同町吉田のパート従業員、木村あい子さん(74)の強盗殺人容疑で既に逮捕されている本籍飯田市、住所不定、無職、西本正二郎容疑者(27)を再逮捕した。また、長野地検は同日、強盗殺人の罪で西本容疑者を長野地裁に起訴した。

 特捜本部によると、西本容疑者は8月10日午後7時ごろ、金品を奪う目的で加藤さん宅に玄関から侵入。応対に出た加藤さんの胸を持っていたフィッシングナイフで1回刺し、失血死させ、室内を物色して現金約16万円を奪った疑い。

 これまでの調べで、西本容疑者は加藤さん殺害について「(応対に出た)加藤さんをいきなり刺した。(木村さんと)同じナイフを使った」などと供述。高森町の有線電話帳の家族構成から独り暮らしの高齢者を推定し、犯行に及んだことも分かっている。

 また、加藤さんの殺害時に履いていた靴については「飯田市と泰阜村の境にある橋の上から、山林に向けて捨てた」と話しており、飯田市千栄の山林内の沢からは供述通り、両足のカジュアルシューズが見つかっている。

 加藤さんが自宅玄関で刺殺されて見つかった際、玄関や窓などはすべて施錠されていた。西本容疑者は「勝手口から出て、室内にあった鍵で施錠して逃げた。鍵は愛知県内に捨てた」などと供述しており、特捜本部は事件の発覚を遅らせる目的だったとみている。

 西本容疑者はこれまでに加藤さん、木村さんを含め、長野、愛知両県で計4件の殺人に関与したことを供述している。






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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース