2004年6月5日 >>>戻る
木沢で林鉄を復元
 南信濃村木沢の住民有志約25人でつくる「木沢地区活性化推進協議会」(松下規代志会長)はこのほど、約30年前に幕を閉じた遠山森林鉄道で利用されていた客車を復元した。林鉄の起点だった木沢梨元の飲食店「梨元ていしゃば」駐車場に展示。当時を懐かしむ林業関係者が足を運んでいる。

 林業で栄えた同地域。伐採した材木を里へ下ろすほか人員輸送のため、遠山森林鉄道は1940(昭和15)年に着工し、5年後にまず梨元―大沢渡間(19・6キロ)が完成した。

 最盛期には総延長30・5キロ、班員400人、機関車7台、貨車242台、モーターカー5台、人員輸送車5輪。地域の主要産業として支えたものの、68年の国有林材搬送完了を境に徐々に縮小。73年10月、梨元―中根区間(約1・5キロ)を最後に、約30年の歴史に幕を閉じた。

 当時、人員輸送車として利用されていた客車(高さ2メートル、長さ5メートル)が上村程野にねむっていることを知った同協議会は、林鉄の起点だった梨元へ移送。屋根は当時使われていたままの状態だが、痛みの激しかった客車の壁や内装、窓枠などは5年間かけて復元した。

 さらに、同協議会は復元した客車と村内に放置されていた機関車を連結。林鉄跡地などから集めた車輪やレール、枕木の上に両車両を移し、このほど完成を迎えた。

 松下会長は「5年の歳月をかけて、ようやく客車を復元することができた。地域の貴重な歴史を後世に伝えていければ」と話している。

 なお、南信州新聞社では林鉄の写真集「遠山の森林鉄道」を7月中旬ごろに刊行する予定。B5判、104ページ、定価1500円。


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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース