2004年9月18日 >>>戻る
知人語る西本容疑者「不登校がちだった」
 西本容疑者は平成6年8月21日、市内の別の小学校から飯田市立浜井場小学校へ転校してきた。同市立飯田東中学校を卒業後は、市内の森林整備関連の会社に就職した。

 小学校6年時の男性教諭(62)は「37年の教員生活の中で、唯一不登校がちな児童だったため、名前はよく覚えている。大柄な子ども。学校に登校せずに家に閉じこもっていたことが何度かあった。何度も説得して学校に連れて行った」と当時の様子を説明。

 「授業態度はごく普通。ただ、勉強があまり得意な方でなかったから、学校へ行きたくなかったのでは」といい、「卒業してからは一度も顔を合わせていない。まっすぐな人間として生活を送っているかどうか心配だった。ショックの一言で、言葉が出ない…」と語った。小学校の卒業文集には「中学校へ行ったらがんばりたい」と書き記されていたという。

 中学へ行っても不登校の傾向は変わらなかった。中学2年時に教えた男性教諭(74)は「学校へはほとんど来ないため、ほぼ毎日自宅に迎えに行った。勉強が嫌いなことに加えて、両親の問題が登校拒否につながったようだった」と当時を振り返る。

 当時、父は東京へ単身赴任で、母と娘の3人暮らしだった。経済的には恵まれていたという。「性格はどちらかと言えば臆病。気は優しいが衝動的になると怖い性格を持っていた」といい、「教育現場に携わったものとして、指導が行き届いていなかった。率直に反省している」と話した。

同窓生にも広がるショック

 西本容疑者逮捕の一報を受け、飯田市内に住む同窓生の間にもショックが広がっている。中学校時代に同級生だった市内の男性(27)は「空き巣で捕まったことは知っていたが、まさかこんなことになるとは。いまだに信じることができない」。同じく小中学校が一緒だった市内の男性(27)は「知っている人がこんな事件を起すなんて信じたくない」と驚きを隠せない。

 一方で誰もが口にした言葉は「中学校の卒業から、まったく何をしているのか知らなかった」だった。同窓生の市内女性(28)は「学校になかなか来なかったため、あまり記憶がない。逮捕を聞いてはじめて思い出した」、同じく市内の男性(27)は「学校に来るのが嫌だったのか、不登校のような状態が続いていた。卒業後に何をしていたのか知っている人は少ないと思う」と話した。

 「学校に行くのが嫌い、勉強することが嫌い」と、不登校ぎみになっていた中学生時代の容疑者。同級生の一人は「心の中でいろいろな問題があったのだと思う」と振り返る。「中学生時代は不良グループに入っていたこともあるが、最後は一人だった」。 

 8月に市内のパチンコ店で見かけたという小中学校時代の後輩男性(26)は「昔は静かそうな人だったのに、この前見かけたときは、両サイドを刈り上げたような金髪で、派手な服装をしていたのでチンピラになったのかと思った。昔のような優しい目つきじゃなかったので・・・」とその変ぼうぶりを印象的に話した。同じく市内に住む一つ後輩の男性(27)は「たまに見かけることがあったが、焦点があってないような目つきをしていて、少し怖かった」と回想している。



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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース