2004年9月21日 >>>戻る
「許せない」「憎い…」被害者の関係者ら
 「許せない」「憎い…」―。高森町の独居女性が自宅玄関で殺されているのが見つかった事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された西本正二郎容疑者が、今年飯田署管内で発生した別の2件の殺害についても関与を認めていることが分かり、不安な日々を送っていた遺族らには怒りと戸惑いが広がっている。

 自宅居間で絞殺されているのが見つかった飯田市大王路の島中実恵さんの長女、桜井好子さん(52)は「犯人が捕まればモヤモヤが晴れると思っていたが…すっきりしない」。警察から疑いの目を向けられて長時間にわたる取り調べを受けたことや、捜査対応などへの不満が頭を過ぎる。

 西本容疑者に対しては「母が殺される直前の恐怖を思い浮かべると許せない」と語気を強めた。「1つの命では(飯田と高森で殺された)3人の償いはできないですよ」と、独居老人ばかりが狙われた連続殺人の被疑者への怒りをあらわにした。

 高森町出原の自宅で刺殺されているのが見つかった加藤仁さんの親族(67)は「仁さんは障害者でも1人で生きてきた。恨みのない人をなぜ…」と戸惑いを隠せない様子。「若い青年がどうしてこんなことを」と被疑者への疑念が募る一方、一日も早い事件の全容解決を望んでいる。

 自宅玄関で刺殺されているのが見つかった木村あい子さんと生前交流のあった70代女性は「今はまだ気持ちの整理ができておらず、うまく言葉に出来ないが、ただ犯人が憎い…」と手を握り締めた。



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「許せない」「憎い…」被害者の関係者ら

製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース