2005年1月8日 >>>戻る
喬木出身の男性、大河に出演
 喬木村伊久間出身の吉澤宙彦(おきひこ)さん(29)は今月9日からスタートするNHK大河ドラマ「義経」の中で、29日の第3回から6、7回ほど瑞雲という僧侶役で登場、源義経役の滝沢秀明らと共演する。劇団「円」で吉澤さんに演技指導した同研究所統括責任者の福沢富夫さん(71)も豊丘村田村出身。福沢さんは教え子の成長に期待しながら拍手を送っている。

 福沢さんは飯田高校、日本大学芸術学部演劇学科を卒業し、劇団民芸に入団した。宇野重吉らと演出家の道に精進し、その後劇団円に入り、若手俳優や歌手たちに演技指導をしてきた

 その中には当世売れっ子の渡辺謙、役所広司、三田村邦彦、石田純一、豊川悦司、斉藤洋介、清水美砂、福沢朗、歌手では松田聖子、太川陽介、酒井法子、早見優らがいる。歌手でもテレビ時代なので演技が不可欠という。

 福沢さんの主な演出作品は▽ロプレス作「モンセラ」(演劇集団円)▽ホロヴィッツ作「インド人はブロンクスへ行きたがっている」(劇団青俳)▽ウェスカー作「調理場」(東映)▽山本周五郎作「深川安楽亭」(東映)▽ウィリヤムス作「坊やのお馬」(NHK放送劇団)「パーサよりよろしく」(同)▽小山ゆう作「がんばれ元気」(サンミュージック)▽別所実作「赤い鳥の居る風景」(劇団青芸)など。

 一方、吉澤さんは飯田高校、立命館大学を卒業。同大3年生のとき演劇部に入り、卒業後もアマチュア演劇の盛んな京都に残り、学生協でアルバイトをしながら芝居を続けた。2001年に「30歳までやって芽が出なければやめる」と宣言し、両親をハラハラさせながら一念発起して上京。50人の募集に対し約10倍の競争率の中を見事合格。同劇団と文学座のオーディションに合格したが、仲谷昇や岸田今日子、橋爪功らが在籍している劇団円を選んだ。

 円に入ったらそこに演出家の福沢さんがおり、飯田高の大先輩であることを知った。さらに飯田市出身の平栗あつみさんもいることが分かって心強かったという。
 これまでに出演したのは、舞台劇の「リチャード三世」(金田明夫主演)、「風流線」(橋爪功主演)、NHK教育テレビで昨年放映した岸田今日子企画の子ども向けステージ「まどさんのまど、まだ」など。

 「義経」には滝沢秀明や上戸彩ら若手俳優らに加えて、松平健、松坂慶子、渡哲也らのベテラン級も出演する。吉澤さんの役どころは「遮那王」時代の義経が預けられた鞍馬山の寺の僧侶「覚日律師」(塩見三省)の弟子「瑞雲」で、遮那王が滝に打たれて修行するシーンなどで、滝沢秀明と共演する。美輪明宏からは声の良さをほめられたという。

 師匠の福沢さんは「このところ吉澤君はいろいろの舞台も踏んでおり、素材がいいし真面目で熱心なので、このままやっておれば将来が楽しみだ」と話している。

 吉澤さんの母親の香代子さんは「真面目だが不器用なので、親から見ればどのようなところが役者向きか分かりません」というが、身長180センチという体格にも恵まれ、師匠が太鼓判を押す吉澤さんだけあり、今後の活躍が期待されている。

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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース