2005年9月27日 >>>戻る
愛・地球博閉幕
 121カ国と4国際機関が参加した愛・地球博(2005年日本国際博覧会・愛知万博)は25日、185日の会期を終え、閉幕した。ロボットやITなど科学の最先端技術を展示する一方、「自然の叡智」をメーンテーマに掲げて自然環境の保護や循環型社会の実現を提言。予想を大幅に上回る2200万人余を集客し、21世紀初の万博に相応しいメッセージ「地球との共生」を全世界に発信した。

 EXPOドームで開催された閉会式には、各国の招待客ら2250人が出席した。万博名誉総裁の皇太子さまが「訪れた多くの人々の一つひとつの感動が全世界に広がり、地球規模の問題と立ち向かう大きな動きになることを希望しています」と述べられ、小泉純一郎首相は開会式でも訴えた“もったいない”という心の広がりに期待を寄せ、「人間と自然が共生する新しい社会の実現を祈念する」とあいさつした。

 2010年に万博を開く中国・上海に博覧会国際事務局(BIE)の旗を引き継ぐと、人気を集めたマスコットキャラクター「モリゾー&キッコロ」や歌手の松浦亜弥さんらが登場。万国旗が会場を華やかに彩るなか、集合した各アトラクション、外国館のスタッフらが「アイ・ラブ・ユー」を表す手話を掲げながらテーマソングを大合唱し、閉幕を惜しんだ。

 国内では35年ぶりの総合博となった愛・地球博は3月25日に開幕。企業パビリオンや外国館が「自然との共生」をテーマにした展示を繰り広げたほか、燃料の循環型活用による運営を進めるなど、従来の「開発型」とは一線を画した21世紀型万博のあり方を世界に提示した。

 最終日の24万4052人を加えた開幕からの入場者数は2204万9544人に達し、当初計画の1500万人を大きく上回った。

 期間パスを取得し、妻と10回にわたって足を運んだという飯田市松尾の白鳥浩司さん(33)は「たくさんの人に出会え、異文化体験ができて幸せだった。瀬戸の森に帰ったモリコロの(自然を愛す)思いはたくさんの仲間の心に宿ったのだと思う」と感慨深げだった。
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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース