2006年3月23日 >>>戻る
西本被告、死刑に反論
 飯田市、高森町、愛知県春日井市で2004(平成16)年に起きた連続殺人事件で強盗殺人など9つの罪に問われた本籍飯田市、住所不定、無職、西本正二郎被告(29)の第9回公判は22日、長野地裁(土屋靖之裁判長)で開かれた。前回論告で検察側は死刑を求刑。今回弁護側は最終弁論を行い、「西本被告は被害者の冥福を祈るとともに、罪を一生背負って生きていくべきで、裁判所には寛大な処分を望む」と訴えた。また、死刑は憲法に違反するとして検察側の求刑に反対した。

 最終弁論で弁護側は、西本被告の家庭環境や生い立ちなどについて触れ、「暴力のある家庭で両親の愛情なく育った西本被告は、どんなことでも自分で解決しようとするようになったが、責任を持って対処することはできず、正当な方向に進むことなく罪を重ねた」と指摘。また「被告は強盗や窃盗ではなくなぜ強盗殺人で金を手に入れるようになったのかはわからない」と述べた。

 検察側の死刑の求刑に対しては「死刑は憲法36条の残虐な刑罰の禁止などに違反している」と述べた。その上で「被害者遺族の気持ちは重々承知しているつもりだが、西本被告は被害者の冥福を祈り罪を一生背負って生きていくべき」と主張した。

 最終意見陳述に立った西本被告は「被害者や遺族の人には申し訳ないと思っている。自分には死刑という判決が適していると思う。死を持って償いたい」と述べた。

 次回、判決公判は5月17日午後1時15分から。
西本被告、死刑に反論
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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース