飯田市は「2006年度環境首都コンテスト」(参加74自治体)で、総合5位(前年度9位)、人口別(10万〜20万、参加25自治体)2位(同3位)となり18日、市長室で表彰伝達式があった。15の質問項目のうち「住民のエンパワーメントとパートナーシップ」の得点率を82・4%に高めた「議会主導の自治基本条例」と、同じく「環境マネジメントシステム」の得点率82・0%に貢献した「簡単版ではない!ISO14001自己適合宣言の地域版『南信州宣言』」の2つが先進事例表彰を受けた。
自治基本条例については、評価項目の配点11点に対して満点を獲得し、さらに先進事例として加算9点が与えられ合計20点の加点となった。環境首都コンテストは今年で第6回目を数えるが、従来は環境に関わる住民活動を中心に評価していたのに対し、今回は自治基本条例の制定だけでなく、公民館活動や飯伊婦人文庫活動など、地域の社会教育活動を評価対象として掘り起こし「住民のエンパワーメントとパートナーシップ」の原点と捉えたことも総合5位に前進した理由と説明している。
コンテストを主催する全国11の環境NGOのネットワークの中心となっている京都の「環境市民」の代表理事は表彰伝達後、牧野光朗市長、熊谷富夫市議会議長とともに記者会見した。この中で、同代表理事は「地球規模で環境問題が深刻化する中、持続可能な地域づくりに向けて、環境首都コンテストに参加する自治体の取り組みも改革が進んでいる。上位10自治体の平均得点は578点と昨年(505点)一昨年(495点)に比べて大幅に得点を伸ばしている。飯田市も昨年より105点も伸び総合5位となったことは大きな前進といえる」と称えた。
また、同代表理事は「飯田の特徴は先進事例として紹介される取り組みの多さ。今回は66の先進事例が紹介されたが、このうち飯田からは7つの事例が紹介されている。総合1位の北九州市でも先進事例は4つだから、個別具体的な取り組みでは、飯田市は参加自治体の中でも群を抜いている。面白い発想で新しいことに取り組んでいる表れ」と強調。先進事例表彰を受賞した2つの取り組みのほか▽環境情報満載!メルマガ「ぐるみ通信」▽飯伊婦人文庫▽よこね田んぼ保全事業▽地域と連携して取り組むノーマイカーデー▽自然エネルギー普及のため出資を盛り込んだ「飯田市まほろば事業」―を挙げた。
牧野市長は「ベスト10の中に第2回から5年続けて入ることができた。行政のみならず地域全体で表彰を受けることができた点に意義がある。先進事例を多く出していることも地域の重要な取り組み」とあいさつ。議会主導で制定した自治基本条例が高い評価を得たことについて、熊谷議長は「4年近い歳月をかけ、より多くの市民参加を得て市民、行政、議会の3者が一体となってつくる過程を大事にしてきた。どのように活かして行ったらいいか心を砕いている」と語った。
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