2007年5月29日 >>>戻る
飯田市立病院産科料値上げ
 飯田市立病院(千賀脩院長)は28日、分娩料に加えて産科の入院料や新生児管理保育料を合わせたお産の費用を7月1日から平均6・25%値上げすると発表した。同院の産科医は昨年2月から信州大学から1人が派遣され4人となっているが、6月1日から県外から1人が勤務、後期研修医1人が残る一方、信州大学から派遣されている1人が移動になるため5人態勢となる。産科医療機関が減少する中で、医師や助産師の増員を図り、安全・安心な分娩体制の整備に力を入れる同院では、27日に横浜で開かれた後期研修者対象の就職面談会に正副院長以下7人が参加。同院のブースを訪れた研修医10人と面談するなど、地域の産科医療体制を守り「子どもを産み育てやすい環境の充実」に積極的に取り組んでいる。

 分娩料については、平成5年に値上げして以来14年間据え置いてきたが、産科医を確保するためには産科医の勤務条件改善や報酬面の充実が必要なことから、原価計算を行い県内の連携強化病院を参考に値上げを決めた。また、前回の値上げは分娩料のみで値上げを検討したが、今回は分娩料に加えて、産科病棟における助産師(現在23人)を中心とした手厚い看護体制(約7・5対1)をとっていることも勘案し、産科の入院料や新生児管理保育料についても値上げの対象として見直し、お産の費用全体の検討を加えた。検討にあたって、分娩の多い時間帯の値上げ率を低く抑えるため、時間外・休日深夜における料金格差を少なくするように見直した。さらに、帝王切開時の分娩介助料も平成4年に値上げして以来15年ぶりに値上げすることを決めた。

 今回の値上げにより、分娩料(単胎)は▽平日時間内(お産全体の30%を占める)14万円(現行12万円)▽平日時間外(同25%)15万8000円(同14万4000円)▽休日・深夜(同45%)17万5000円(同16万8000円)―となる。また、お産の標準的費用(1件当り)は▽平日時間内 36万5000円(現行33万5000円)▽平日時間外 38万2000円(同36万円)▽休日・深夜 39万8000円(同38万円)―となる。加重平均すると、分娩料は16万250円(現行14万7600円)と8・57%の値上げ、お産の標準的費用は38万4100円(同36万1500円)と6・25%の値上げとなる。

 ちなみに、平日時間内におけるお産の標準的費用(36万5000円)の内容は、分娩料14万円、処置・検査料3万100円、新生児管理保育料4万8000円、入院料11万8000円、食事負担額9900円、その他1万9000円。

 帝王切開時には現在、産科医以外に麻酔科医や小児科医、助産師の計10人ほどのスタッフが関わって安心で安全なお産に当たっており、他病院と比べても手厚い体制をとっているが、連携強化病院における平均料金と比較すると低料金となっている。また、双胎以上についての規定がなく単胎と同一料金となっていることから、分娩介助料を▽単胎 10万円(現行7万5000円)▽双胎以上 12万円(現行7万5000円)―に値上げする。

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製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース2007