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小池きゑ子文集『こもれび』 最新刊

A5判上製本116頁、定価1000円(税込み)

小池 誠 編 南信州新聞社出版局刊行


母の生き方に感動と感謝

喬木村富田のアートデザイナー小池 誠さん  母の文集『こもれび』出版


 18歳の若さで骨肉腫という不治の病に冒され左足を大腿部より切断、20歳で左肺に転移、28歳の時に左肺に転移し摘出手術を受け、闘病生活を続けながらも、アートデザインの分野で活躍している小池誠さんが、このほど見守り励まし続けてくれた母に、一冊の本『こもれび』を贈った。
本書は、母きゑ子さんが折にふれて童話やエッセイをノートなどに走り書きしていたことを知っていた誠さんが、長い闘病生活を支えてくれた母に「恩返しのつもりで母の文集でもつくってあげようかと、気楽な気持ちで編集を始めた」もの。表題となった「こもれび」他、童話5編、エッセイ12編、それと詩・短歌・俳句などからなる作品集。
 エッセイには、母きゑ子さんの生いたちを題材にした作品や、懸賞で優秀賞を受賞した
「絵よりほかに何がある!!」など、誠さんへの励ましのメッセージなどもある。
 当初、本を出すことが母への贈り物と考えていた誠さんにとっては、編集作業を進めるうちに、朝から晩まで黙ってコツコツと家事と百姓仕事をしていたと思っていた母が、障害を抱えた子ども(誠さん自身)を育てながら、また自身もリュウマチを患いながらも、その時代その時代を必死に生き抜いてきたことを知った。自身、今、ここに生きていることが、いかに母の力に負うところがあるか、あらためて感謝の気持ちが湧いてきたという。
「母の文は決して上手ではありません。しかし、母が人生を懸けて理屈ではなく必死で守り求めた母の心、生き様が伝わってきます」「母の拙い文を読んでいただき少しでも何かを感じていただければ幸いです」と誠さん。ちなみに、表紙は誠さんの作品。
 本書はA5判上製本116頁、定価1000円(税込み)、南信州新聞社刊。お問い合わせ・お求めは南信州新聞社または各書店まで。(嶋)