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『道太郎の古東山道 見て歩き』 最新刊

 四六判並製本110ページ 定価1,200円(税込み)

道太郎 著 南信州新聞社出版局刊行

若き日のT夢Uを追って!

道太郎さん『古東山道 見て歩き』を出版

「古東山道(ことうさんどう)」という言葉をご存知だろうか。江戸時代に参勤交代の道として整備された五街道。それ以前にも奈良時代律令制下で整備された官道の五畿七道があるが、さらにそれ以前、古墳時代以前に遡る古代の道を古道といい、その一つに信濃を縦貫する道、古東山道が擬せられている。
 この古東山道熱に取り憑(つ)かれ、四十年以上にわたって、このロマンの道を逍遙してきた道太郎さん(77歳)が、この程、折にふれて書きためた随想を一冊にまとめ『道太郎の古東山道、見て歩き』を出版した。
 三十数年前、憧れの地明日香・欽明陵を訪れた時の感動を、道太郎さんは次のように記している。「最初に尋ねたのが見瀬丸山古墳であり、その荒れ果てた姿に接し、唯、驚くばかりであった。その古墳は、それ全体が竹薮で覆われ、むき出しの日本一長いといわれる長大な仙道は荒れるがままであった」。古代史ブームに火がつく以前の荒れた欽明陵の様子が活写されている。
 道太郎さんがますます「古東山道」にのめり込んでいくのは次のことに思い至ったからだ。「古代道路(令制東山道)と現代の高速道路が、近世の街道等と異なり、目的地に最短距離で路線を設定することから、地形的に共通した地点(駅家)を通ることに面白さを感じたからである」││と、まぁ四十年の彷徨が始まるのであるが、あとは読んでのお楽しみ。道太郎はペンネーム、本業の医業を通してお世話になった人も多いに違いないが、この本の中にはまさに道太郎さんという別の顔がある。本書は、道太郎さんが知友に配るため少部数、製作したが、書店にも置いている。
 本書は南信州新聞社刊、A5判並製本110頁、定価1200円(税込み)、平安堂または南信州新聞社で扱っている。(嶋)