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飯田市歴史研究所年報5号 最新刊

 B5判 232ページ 定価1500円(税込み)

飯田市歴史研究所 編 南信州新聞社出版局刊行


研究成果 建築関連も多数

 飯田市歴史研究所はこのほど、昨年度の研究成果をまとめた「飯田市歴史研究所年報5」を刊行した。飯田市地域史研究集会シンポジウムの講演記録や飯田下伊那の地域史に関係のある研究成果をまとめ、収録している。昨年の地域史研究集会をはじめ、建築についての記述も多い。
 冒頭には、昨年8月に開かれた「第4回飯田市地域史研究集会」のシンポジウム「歴史のなかの町並みと建造物」の様子を記録。建築家・安藤忠雄さんの記念講演「まちづくりは対話から」の内容や、吉澤正己さんによる報告「信濃の武士住宅」、同集会で発表された研究報告7件の要旨、参加者から寄せられたコメントなどを収めている。
 横浜国立大学大学院博士課程の細谷亨さんが「『満洲』農業移民の社会的基盤と家族―長野県下伊那郡川路村を事例に―」、歴史研究所近現代史ゼミナールの橋部進さんが「それからの羽生三七―敗戦までの思想的変遷―」として、それぞれ論文を発表した。
 前号に続き、地域史研究のあり方について論じた「小特集・地域論の現在」を掲載。国内の市史、町史編さんや中国、韓国の事例を元に、5人が文章を寄せている。
 同研究所の金澤雄記研究員(建築史)は「座光寺地区の養蚕民家と本棟造(中間報告)」と「歴史的建造物調査」を40ページ近くにわたって紹介。建造物調査では、川路の塩澤家や下久堅の宮井家、箕瀬町の柏心寺などの調査結果が、写真や図とともに掲載されている。
 ほか、調査報告「戦後西富士長野開拓団調査報告」、これまでと同様に新刊紹介や展示評、同研究所あるいは地域史に関係する1年間の研究活動も記した。A4判、232ページ。定価1500円。