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伊豆木小笠原氏と小笠原書院 最新刊

 菊判並製本194ページ 定価2000円(税込み)

久保田安正著 南信州新聞社出版局刊行

小笠原氏研究の集大成
『伊豆木小笠原氏と小笠原書院』を出版

 飯田市伊豆木の久保田安正さんがこのほど5冊目の著書『伊豆木小笠原氏と小笠原書院』を出版した。久保田さんは教職を退いた後、飯田市伊豆木の小笠原書院と資材館の管理人を務めながら、『信州伊豆木の里の小笠原屋敷ものがたり』『伊那谷物語』『伊那谷にこんなことが』『ラッパマンの夢』などの地域史の本を出版している。
 今回の本は、国の重要文化財である建築物としての小笠原書院をテーマに、小笠原氏の概論、書院と玄関の建設年代の諸説にも目を配りながら、日本建築としての小笠原書院の詳細を豊富な図版や写真で解説している。特に7節の「日本建築及び小笠原書院の細部」については、屋根・軒廻・妻飾・組物・軸部・柱間装置・内部の項目に関して、詳細にわたり、かつ初心者にも古建築の観察の仕方がわかるように記述されている。
 久保田さんは「もとより古建築の何たるかも分からず一からの出発」だったと、「あとがき」に記しているが、「十余年間、館守をさせていただいた感謝の気持ちを形としてのこしたい」という気持ちがひしひしと伝わってくる。久保田さんの、伊豆木小笠原氏と小笠原書院に関する研究の集大成ともいうべき労作だ。資料性が高いので、クーター・バインディングという本をしっかり開いてコピーできるような製本方法が採用されている。
 本書は菊判194ページ、定価2000円(税込み)。お求め・お問い合わせは飯田市内の平安堂書店か小笠原書院、または南信州新聞社まで。(嶋)