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伊那谷の地名 1』 最新刊

 A5判変形260ページ 定価1800円(税込み)

伊那谷地名研究会 編 南信州新聞社出版局刊行

知っていますか? 由来や歴史

 月3回のペースで南信州紙に連載中の人気コラム「地名が語る伊那谷の歴史」100回分(昨年10月末までの掲載分)が、このほど再編集され『伊那谷の地名1』として刊行された。
 伊那谷地名研究会(伊那谷地名研究会・原董会長)は、2001年11月『青銅の神の足跡』などの著作で著名な民俗・地名学者の谷川健一さん(日本地名研究所所長)を迎え発足、「諸々の社会状況により、地名が消え、地域が忘れられていく現状」を憂い、「地域の伝統文化を築き現代に伝えている伊那谷の地名」を研究し、地域に活かすことを目途に伊那谷の各地で勉強会を開催するなど研修活動を展開している。新聞連載のコラムもその一環。
 消えゆく地名の貴重な記録活動であるとともに、地名を通して、埋もれそうな歴史と文化を逆照射する作業は、この地域に生きる者に、その誇りと存在証明を与える仕事のように思える。
 連載は130回を越えた。まだまだ先の長い仕事のようではあるが、一時しのぎのバラマキ交付金より、疲弊しつつある地域に貴重なものを残してくれた気がする。1冊求めることで、彼らの活動を応援したいものだ。
 本書はA5判260頁、発刊にあたって谷川健一さんの序が寄せられている。定価1800円(税込)。本書のお求めは、平安堂各店及び南信州新聞社、伊那谷地名研究会員まで。(嶋)