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 渡満はなんだったのか 残部僅少

 B6判64ページ、定価800円(税込み)
 米山経子

 米山経子さん(南信濃村出身、さいたま市在住。76歳)の『渡満はなんだったのか』が委託販売されることになった。
 米山さんは第二次世界大戦末期の1945年3月、国の要請と村長の勧めによって勤労奉仕隊の一員として妹とともに中国東北部のソビエト国境に近い信濃農場に渡った。しかし同年8月にはソ連参戦に続く敗戦、そして祖国を目指し逃避行、その中で団員が次々と命を落としていく。米山さんは中国人と結婚するが、その後も文化大革命など、命を守るための筆舌に尽くせぬ辛苦を体験した。そしてζ30年後の1975年7月、米山さんはようやく祖国にたどり着く。……昨年8月に本紙「終戦特集」に寄稿、大きな反響を呼んだ米山さんの渡満体験は、今年正月に自費出版され、「アフガニスタンやイラクでの戦争報道が飛び交う中で、一人でも多くの人に自分の体験したことを読んでもらい、命の大切さと戦争の悲惨さを考えてほしい」と関係各方面に配られた。しかし、少部数の出版で、刊行直後は一般の問い合わせに応じきれなかったため、このほど残部60部を本社に委託し販売することにした。(嶋)